太陽の塔
![太陽の塔](https://bellerose.jp/wp-content/uploads/2019/07/67509927_2178822332229154_3215228516538777600_n.jpg)
余程の印象だったのでしょう。
私が大阪万博で覚えていることと言えば
エスカレーターで太陽の塔へ
入っていく場面のみ。
そんな3才の頃のわたしに
会いに、
そして母の叔父である
玉井瑞夫が
岡本太郎チームとして関わった
当時の空気を感じに、
太陽の塔へ
両親と行ってきました。
玉井は
以前こちらでもご紹介させていただいた
カルチェやカネボウなどからも
まかされていた広告写真家です。
晩年の
2000年から亡くなるまでの10年以上
彼の写真人生そのものを
私がHPにまとめる作業をしながら
インターネット写真塾をつくり
既に引退し
時間があった玉井から
写真制作を通して
広い視野での人生観を
数人の仲間と一緒に
学んだ時期もありました。
玉井が任された
万博での空中展示空間は
「人類の進歩と調和」をテ-マに
人類が進歩のためには
克服しなければならない
多くの矛盾(戦争、人種差別、公害など)
を主題にしており
制作者たちは
「これこそ万博のテ-マ「進歩と調和」を願う
世界の中の大きな矛盾だ」という表現が
政府関係者たちと折り合いがつかず
色々な問題が発生したそうです。
当時からこうした問題を
大きくとらえ
戦ってきた
表現者たちの思いは
今の太陽の塔の展示からも
充分伝わってきて
心打たれるものでした。
今回、展示作品「生命の樹」を眺め
エネルギーを感じながら
下から上に到達した最後
出口にあった
当時の小さな案内パネルに
「未来…進歩の世界へ」
という言葉を見つけたときの
感動の身震いは忘れられません。
それらの玉井が関わった部分の
制作について詳しくはこちらから。
(古いHP作成ソフトを使っていた名残で
読みにくいのですが。)
http://www2.dokidoki.ne.jp/bellro…/museum/part36/part36.html
太陽の塔は
ネットから簡単にできる予約制で
入場できるのは少人数ですので
スタッフの説明を聞きながら
ゆっくり回れます。
太陽の塔を観た後は
万博公園にある
世界一の観覧車もお勧め!
是非多くの方に
体感していただきたいです。
★
玉井は万博後
当時の仲間でつくった研究所にて培った
多種混合の交流の大切さを常に口にしていました。
⇊ この章からも当時の空気が読み取れます。
http://www2.dokidoki.ne.jp/bellro…/museum/part48/part48.html
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