太陽の塔
余程の印象だったのでしょう。
私が大阪万博で覚えていることと言えば
エスカレーターで太陽の塔へ
入っていく場面のみ。
そんな3才の頃のわたしに
会いに、
そして母の叔父である
玉井瑞夫が
岡本太郎チームとして関わった
当時の空気を感じに、
太陽の塔へ
両親と行ってきました。
玉井は
以前こちらでもご紹介させていただいた
カルチェやカネボウなどからも
まかされていた広告写真家です。
晩年の
2000年から亡くなるまでの10年以上
彼の写真人生そのものを
私がHPにまとめる作業をしながら
インターネット写真塾をつくり
既に引退し
時間があった玉井から
写真制作を通して
広い視野での人生観を
数人の仲間と一緒に
学んだ時期もありました。
玉井が任された
万博での空中展示空間は
「人類の進歩と調和」をテ-マに
人類が進歩のためには
克服しなければならない
多くの矛盾(戦争、人種差別、公害など)
を主題にしており
制作者たちは
「これこそ万博のテ-マ「進歩と調和」を願う
世界の中の大きな矛盾だ」という表現が
政府関係者たちと折り合いがつかず
色々な問題が発生したそうです。
当時からこうした問題を
大きくとらえ
戦ってきた
表現者たちの思いは
今の太陽の塔の展示からも
充分伝わってきて
心打たれるものでした。
今回、展示作品「生命の樹」を眺め
エネルギーを感じながら
下から上に到達した最後
出口にあった
当時の小さな案内パネルに
「未来…進歩の世界へ」
という言葉を見つけたときの
感動の身震いは忘れられません。
それらの玉井が関わった部分の
制作について詳しくはこちらから。
(古いHP作成ソフトを使っていた名残で
読みにくいのですが。)
http://www2.dokidoki.ne.jp/bellro…/museum/part36/part36.html
太陽の塔は
ネットから簡単にできる予約制で
入場できるのは少人数ですので
スタッフの説明を聞きながら
ゆっくり回れます。
太陽の塔を観た後は
万博公園にある
世界一の観覧車もお勧め!
是非多くの方に
体感していただきたいです。
★
玉井は万博後
当時の仲間でつくった研究所にて培った
多種混合の交流の大切さを常に口にしていました。
⇊ この章からも当時の空気が読み取れます。
http://www2.dokidoki.ne.jp/bellro…/museum/part48/part48.html
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