バラの花びら染め体験
お湯の中で
オレンジやピンク、赤い花びらたちは
その鮮やかさを解き放ち
落ち着いた黄色や紅色に変化していきました。
なんだか
一生懸命だった役割から解放され
「もともと持っている
わたしたちの命ってこうなの…」
とやっと言えたような感じで
色を出し尽くして
心地よさげに
浮いていました。
お鍋でぐつぐつしながら
まるでお料理教室のように
隣の鍋を覗きに行っては
歓声をあげたり
不思議さを分かち合い
女性ならではの
連帯感も生まれ
楽しい時間。
お湯の中を泳ぐ布たちは
わが子のように
可愛く思えます。
くつくつ煮た後は
ミョウバンによりそのまま煮だされた色と
鉄により少し深い色へとグループに分かれ
それぞれ好みの色合いに。
今度は布に私たちの命を重ねます。
「私がおすすめしているのは
キッチン染色です。
お弁当を作りながら
隣のコンロで染色しちゃう。
椿の灰を使ったり
藍甕に挿す月の光にうっとりしたりも
素敵ですが
そのように専門的にしようと思うと
なかなか気軽にはできません。
日常生活の中で
ふっと目にした
目の前の植物の命をいただいて
身にまとう。
こんな生き方も
素敵だと思いませんか?」
「ムラができたって
失敗したって大丈夫!
いつだってやり直ししたらいいんです!」
と大安心させてくれ
わたしたちの生き方が変わるヒントまでを
講座を通して教えてくれる
泉先生がいつも素敵なのです。
何度にもわたる打ち合わせも
お一人あたり50輪の花びら集めも
ちっとも苦にならなかったのは
この講座をきっと喜んでくださるであろう
皆さんの笑顔が思い浮かんだから。
連休最終日。
ご家族との約束の合間を縫って
来てくださった方たちに
感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございました!
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