岩井由美子さん水彩画展
昨年末に帰国されたばかりの
岩井さんの萬翠荘での作品展を
楽しみにしていました。
特に薔薇やお花の表現は
ご本人がそのものになりきって
描かれているような
繊細さがありながらも
執着の無い
さらっとした水彩の世界は
植物そのものの存在と
非常に近しいものを感じます。
そんな
幸せな色合いの
水彩画の作品群の中に
版画のような
強い作品が
一点だけありました。
半年間のピースボートでの
講師生活で
キューバの貧困を
目の当たりにされ
描かれたそうです。
岩井さんの
多くの柔らかい表現からは
想像もつきませんでしたが
その一点があることで
会場全体が
とてもバランスがとれているように
感じました。
陰と陽。
このキューバの作品を観た後では
他の岩井さんの作品を観る目も
変わります。
大切なこと
命
変化
悲しみ
などを
美しさや素敵さ、
光の中に見つけました。
岩井さんの持つ
深い人間性を
垣間見させていただいたような
気持ちになりました。
展示会場の後に
以前からお世話になっている
「珈壇」の新しいお店を初めて訪問し
珈琲をいただきました。
薔薇のカップで出していただき
仕事を離れていても
薔薇づくしの一日!
オーナーへはもちろん
ハウスの薔薇たちにも
思わず感謝しました!
◆展示会場の写真は
岩井さんに戴いたものです。
会場は撮影不可でした。
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