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舞台・父と暮らせば

舞台・父と暮らせば

広島の原爆で被爆した父娘の
二人芝居でした。
           
生き残ったことに
罪悪感を抱え続け
新たな恋が生まれようとしているのに
自分は幸せになっていはいけないと
心に誓う美津江。
           
原爆で亡くなった
亡霊の父との
ユーモアを交えた日々の会話から
生きる意味を見つけ出していきます。
                
           
美津江のように
悩みながらも
一つ一つ丁寧に暮らす姿は
悩みの大きさや質は違っていても
                     
現代社会で様々な問題に囲まれながら
できるだけ心を失いたくないと思って生活している
私たちの心と重なります。
                     
未来をみつめ
命を繋いでいくことを
生の大切な役割として
伝えようとするお父さんとの              
クライマックスのシーンでは
            
観客の気が極まったのを感じ
舞台を見つめつつも
会場の一体感に感激しました。
                            
わたしたちは生きている。
そして生かされている。
               
その場にいた
みんなの息づかいに
一人一人が
今ここでそれを
共有している!
         
そんな風に感じたのです。   
                      
          
この大切な生を
今生きている大切なひとたちと
これからどういかしていくか。
           
そしてこれまで生きてきた人たちに
今もどれだけ支えられているか。
              
目が覚めても
深いテーマが心に焼き付いていた
今日の朝です。
             
劇団P.Sみそ汁定食の方たちの演技も素晴らしかったです。
迫力ある舞台をここ西条市によんでくださった
西條歴史文化事業実行委員会のみなさま
本当にありがとうございました。
            
*写真は、丹原からのぞんだ「瓶が森」方面です。
不思議な雲に魅せられ、撮影しました。

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