お盆の満月
高校時代に私の松山にある実家に
下宿していた長男は
彼の祖父母といつまで会えるかわからないからと
社会人になった今も
GW、夏休み、正月休みに
がっつり帰省してきます。
年寄と一緒に住むという
知恵もつくけど
意外と苦労が多い生活を経験したことで
掃除が十分できなくなったり
瓶の蓋を開けられなくなったり
気配りができなくなったり…
彼は私たち夫婦以上に
「年をとる」ことが
どういうことか
身に染みてわかっています。
今回のお盆は
私が松山の両親と
主人が淡路島にいる両親と
小さなイザコザがあって
本当に些細なことが原因で…
でもそれは「年をとる」ということが原因で
先のことを考えると「あ~あ」と
ため息が出るようなことで
息子が間に入ってくれて
なんとか収まったのですが
早朝3時に
松山の実家から
車でひとり帰る道すがら
自分たちの子供だと思っていた息子が
思いがけずしっかり大人になっていて
私と両親という一つのファミリーだったものが
我が家と実家という二者だった構図になり
今回は息子をはさんだ三者になっていた
話し合いを思い出すと
色んな感情が混ざり
泣けて泣けてたまらないのでした。
時は丁度満月が沈むころ。
運転しながら
満ちてきた月を眺め
また明日から欠けていくんだな~と思うと
自分たち家族の関係や
自分自身の心だって
変化していくのは
当たり前のことで
今よりまた良い関係になるときが
きっとくると思えたりもする。
単純というか
強くなったのかなあ。
グズグズ言いながらも
自分で自分もほめてあげよう。
そんな満月のお盆だったのでした。
ああ、それも3日も前。
今朝も明け方から
秋の虫たちの声が聴こえてきました。
息子も東京に帰り
私の気持ちも
既にケロッと
仕事モードに切り替わっています。
さて伸ばし伸ばしにしてきた
クリスマスアレンジメントのことでも
考えましょうか。
写真はお山開きで
ブナに心を抱き締められている私。
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