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スリルとサスペンス そしてワンダフルな一日【タデアイ染めの教室】

スリルとサスペンス そしてワンダフルな一日【タデアイ染めの教室】

植物たちって
自分たちのイノチを長らえるために
人間をもつかうということ。

うちのバラたちも
できるだけ大切にしてくれる方たちのもとへ
選んで出かけていったり

ちゃんとタイミングを見計らって
上手くイノチをつかっていることは

長年、バラたちに遣えてきて
身に染みてわかっていた。

昨日おこったことも
そんな体験のひとつ。

少し長いですが
スリルとサスペンス
そしてワンダフルな一日のご報告。

泉さんと久万高原に向かう車中で
イチョウにまつわる
とても素敵なシンクロ体験に耳を傾けていた

娘の結婚準備のために
リネンをできるときに一枚ずつ
貯めていく母親の話を
熊井先生のご著書で知り

娘さんのいつかある結婚の時のために
受け継ぎたいものを少しづつ入れていく箱を
ご用意されているという泉さん。

その箱に入れるもののひとつに
手作りの木のおひつを注文していた。

注文のものを取りに行く道中
どうしても気になって寄った
有名な桜の大木。

でも、実際目がいったのは
桜の横にあった
切り取られたイチョウの切り株から出ていた
若い新芽のかわいさ。

桜をそっちのけで
イチョウを写真にたくさん納め
注文していたおひつを取りに行くと

差し出されたものではなく
どうしても気になるおひつがあり
そちらを求めた。

それが、実は泉さんが撮影した
イチョウの木のものだったというお話し。

「植物のイノチの循環ってすごい!!
ちゃんと大切にしてくれる方への
連絡網が成り立っているのですね~!」

とワーキャー話が盛り上がっていると
急ブレーキを踏む泉さん。

「タデアイ、忘れた!!」

そう。その日は久万高原で
泉さんが講師のタデアイ染めの教室だったのです。(笑)

教室までは、もう目前。
取りに戻っていたら、1時間以上は遅刻。

たまたまですが
その日の教室は
久万高原のアグリピアという
泉さんが関わるハーブ畑がある場所。

「植えているタデアイは
夏に見た時、ほんのちょっとだったから
一人分くらいしかない」

と絶体絶命の境地の中、
「植物を信じて行ってみましょう!」と畑に行くと
ちゃんとタワワに余るくらい育っていた。

それはもう収穫しないと
広がり過ぎて、畑のご迷惑になるタイミングで

私たちの染色教室は
タデアイを根こそぎ収穫から始まり
それは素晴らしい体験だった。

お留守番をしていた
泉さんの玄関先のタデアイは
我が家にやってきて
私は今日も彼女達との時間を楽しめている。

それぞれのタデアイ達が
どんな連絡をとっていたのか
想像すると笑みがとまらない朝なのである。

*写真は、タデアイとタデアイ染めのスカーフです♪

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