スリルとサスペンス そしてワンダフルな一日【タデアイ染めの教室】
植物たちって
自分たちのイノチを長らえるために
人間をもつかうということ。
うちのバラたちも
できるだけ大切にしてくれる方たちのもとへ
選んで出かけていったり
ちゃんとタイミングを見計らって
上手くイノチをつかっていることは
長年、バラたちに遣えてきて
身に染みてわかっていた。
昨日おこったことも
そんな体験のひとつ。
少し長いですが
スリルとサスペンス
そしてワンダフルな一日のご報告。
★
泉さんと久万高原に向かう車中で
イチョウにまつわる
とても素敵なシンクロ体験に耳を傾けていた
娘の結婚準備のために
リネンをできるときに一枚ずつ
貯めていく母親の話を
熊井先生のご著書で知り
娘さんのいつかある結婚の時のために
受け継ぎたいものを少しづつ入れていく箱を
ご用意されているという泉さん。
その箱に入れるもののひとつに
手作りの木のおひつを注文していた。
注文のものを取りに行く道中
どうしても気になって寄った
有名な桜の大木。
でも、実際目がいったのは
桜の横にあった
切り取られたイチョウの切り株から出ていた
若い新芽のかわいさ。
桜をそっちのけで
イチョウを写真にたくさん納め
注文していたおひつを取りに行くと
差し出されたものではなく
どうしても気になるおひつがあり
そちらを求めた。
それが、実は泉さんが撮影した
イチョウの木のものだったというお話し。
「植物のイノチの循環ってすごい!!
ちゃんと大切にしてくれる方への
連絡網が成り立っているのですね~!」
とワーキャー話が盛り上がっていると
急ブレーキを踏む泉さん。
「タデアイ、忘れた!!」
そう。その日は久万高原で
泉さんが講師のタデアイ染めの教室だったのです。(笑)
教室までは、もう目前。
取りに戻っていたら、1時間以上は遅刻。
たまたまですが
その日の教室は
久万高原のアグリピアという
泉さんが関わるハーブ畑がある場所。
「植えているタデアイは
夏に見た時、ほんのちょっとだったから
一人分くらいしかない」
と絶体絶命の境地の中、
「植物を信じて行ってみましょう!」と畑に行くと
ちゃんとタワワに余るくらい育っていた。
それはもう収穫しないと
広がり過ぎて、畑のご迷惑になるタイミングで
私たちの染色教室は
タデアイを根こそぎ収穫から始まり
それは素晴らしい体験だった。
お留守番をしていた
泉さんの玄関先のタデアイは
我が家にやってきて
私は今日も彼女達との時間を楽しめている。
それぞれのタデアイ達が
どんな連絡をとっていたのか
想像すると笑みがとまらない朝なのである。
*写真は、タデアイとタデアイ染めのスカーフです♪
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