石鎚お山開き
お山開きの空気は
独特です。
ご自身の手放しだったり
ご家族の健康への願いだったり
登山道ですれ違うたび
それぞれの
一年をかけた特別な思いを
感じるからだと思っています。
今年もオリヒメ会のメンバーと
行ってきました!
5年前からの仲間なのですが
山頂を目指すのが目的ではない(笑)
石鎚山の学校・リチャードさんとの
自然観察が楽しみで集います。
今年はラッキーなことに
何十年もお山開きに関わられてきた
今年74歳の元老大顧問先達さんと
ひょんなことから
遥拝の鳥居までご一緒することができ
お山開きの特別な楽しみ
また、先達のお山に対する
特別な思いをお聴きすることができました。
「この八丁坂はね
神門をくぐって
最初は下りが続くから
楽々だとおもってたら
上りにはいって
顔がいがむくらい
しんどくなる。
行きも帰りも誰しもが
それを経験して平等。
人生と一緒やな。
全部自然が教えてくれる。」
腰の手術から
もうお山は諦めかけていたけれど
あんたたちのお陰で
遥拝所まで行けて
有難かったと
思いもかけない
感謝に溢れるお言葉まで
頂戴し
感激しました!
午後からの
リチャードさんとの観察会では
神社のトリビアを
楽しく学びながら
日本人としての
精神性の歩みを感じたり
クロモジ、シロモジの香りくらべや
ツガとモミの見分け方など
生き物たちの声に耳を澄ませ
いつものように
笑いを交え
五感をたっぷり使いながら
心潤わされました。
北海道と同じような
動植物たちが育っている成就社で
下界から持ってきた植物たちが育つと
葉色の変化などに
違った反応が出ることも知り
その場所で生まれ
育つことの意味や
生態系をなるべく人の手で侵してはいけない
植物の聖域を
改めて感じました。
ゆっくりゆったり
途中まで登っただけのお山なのに
いつもある
この充実感は
なんなんだろう…と考えます。
普段の生活も
目標はあっても
とらわれすぎず
周りの人たちの幸せが
はぐくまれていく過程を見れることを
喜びとして
必要とされれば
いつでも舵を切りなおせる体制でいたい
自然をお手本にして精進されている
リチャードさんを含め
そんな思いのメンバーと一緒だからなのかな^^
コメントおまちしております