「毎日毎日塵にまみれて
一生懸命努力していますが
なかなか理想にたどりつけません。
どうしたらいいのでしょうか」
雲門いわく
「仙人が住むような理想の幸福は
はるかかなたです。
しかしあるべきところにはあるのです」
「桶の中には水があり
鉢の中には飯があるではないか。
ごく当たり前の
日常生活のすべての営みを
最高に充実させることこそ
幸せな人になれるのです」
★
師匠にとって大切な茶会のひとつ
宗旦をテーマにした淡交会月次茶会。
無事終わりました。
塵の中にも一切の宇宙があるという
「塵塵三昧」
という碧巌録からの言葉のお軸については
上記に書かせていただいた
師匠の亡くなられたお母様の
誰の心にもスッと入る
解説メモにて
説明されました。
「当日スイッチが入ったら大丈夫」
「当日本当に楽しみですねー」
と仲間からの声に
ひとつひとつ
こなさなくっちゃと
固くなっていた心をほぐしてもらい
今年春に亡くなった
祖母が刺した日本刺繍の帯と
母から受け継いだ
紋付色無地の着物を纏い
お点前に出るときには
姉弟子たちが
温めてくれたお茶碗のぬくもりを
手に感じながら
お陰様で
私も塵塵三昧
味わいながら
なんとか役割を終えることができました。
最後の反省会で
仲間のみんなも
「楽しかった～！！」と
キラキラ輝いていたのは
それぞれの持ち場で
同じように幸せを
見つけたからなのでしょうね！
本当に良い経験を
させていただくばかりです。
いらしてくださった皆様
関わってくださった皆様
そして師匠。
あるがままに
なすがままに
今日只今を
満ち足りたものにいたします。
ありがとうございました。
＊写真使わせていただきました✨
福田倫子さん
越智美香子さん
小野千悠さん
吉川綾音さん
寺尾幸さん
森高亜矢子さん