楽しみにしていた
蛍茶事。
　　　　　　　　　　　　
１００歳の塩崎先生がお正客。
　　　　　　　　　　　　　
「わーかい時から
茶道を習って
楽しくてルンルンしてたら
知らんうちに
年取ってしもーた！
　　　　　　　　　　　
お茶をやってて
良かった～って
思うことしか
これまでなかったよ！！
　　　　　　　　　　　　　　
ほんとこれ
他人事じゃないことよ！」
　　　　　　　　　　　
とおっしゃって
みんなが笑顔になる。

知らない同士も混じる11人。

和蝋燭だけの灯りの中
お香が炭にくべられたら
いつ香りが届くのか
五感を研ぎ澄ますし

濃茶が練られ始めたら
シャシャシャという
茶筅の音に耳を済ませ

沢山の量をさばく
亭主の一心な背中に
心打たれるひとときは

おしゃべりしなくても
その場の皆と
同じものを
分かち合っている
幸福感があり
本当にルンルン。
　　　　　　　　　　　　　　　
前夜まで
毎晩毎晩川に偵察に出かけた
亭主Mさんの熱意が通じ
　　　　　　　　　　　　　　
蛍たちも
「待ってましたよ」とばかりに
ちゃんと飛んでくれました。

★

おまけ動画は和裁時の塩崎先生。

メガネは不要。
私が質問しにいくと
さっと布を手にとって
まち針打つところから
結局先生がしてくださる現実。

「１５年前なら
もっとしゃんしゃんできよった。」
１５年前って８５歳！

それも凄いですけん！笑