地元学を始めよう

里山活動隊で
地元学ネットワーク主宰
吉本哲郎さんをお招きしました。
　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　
私たちが飲んだり使ったりしている水は
どこから来て
どこへ行っているのでしょう？
　　　　　　　　　
まずそれを知ることが
地元学の第一歩。
　　　　　　　　　　　　　　　　
地図で川を色でぬると
色々なものに見えてきます。
　　　　　　　　
私たち西条市の川は
一本の樹木のよう。
　　　　　　　　　　　　
それぞれの土地で
強風にあおられている樹形だったり
片方に偏った本流だったり
　　　　　　　　　
世界中でそこにしかない
個性が浮かび上がってくるそうです。
　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
石鎚からの大きな水の恵みを享受している
丹原町・川根地区。
　　　　　　　　　
地元の知恵や経験を発掘するため
地元民のマサ子さんのお話を聴きました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
昭和8年生
子供たちは愛媛を出て
ご主人を6年介護し看取った今は
お一人暮らし。
　　　　　　　　
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ー　苦労したのは？
　　　　　　
＞農作業。
晴れた日は
朝ムシロの上に米や麦を広げて
畑で働いた後は、夕方また軒下へ入れたり。
　　　　　　　　　　　
昔はなんても手作業で
皆がそうだったから
我慢できたこと。
　　　　　　　　　　　　　
ー　お子さんたちは何か連絡ありますか？
　　　　　　　　　
＞長男は「何かあったら帰ってくる」と
言ってくれたけど
嘘でもいいから
「この土地に帰ってくる」と
言って欲しかったねえ。
　　　　　　　　　　　
長女は「私は仕事を辞めたら帰るから
それまで元気でいてね」と
言ってくれたけど
　　　　　　　　
私たち世代は
嫁に行ったものに
世話になるわけにはいかないしね。
　　　　　　　　　　　　　
何かあったら
駆けつけてくれるご近所はいるけど
緊急の時のことは
今後考えておかないとねえ。
　　　　　　　　　　　　　
ー　最近楽しかったことは？
　　　　　　　　　　　　　　　　
＞GWに社会人になりたての
孫が３人訪ねてきてくれた。
小さいころとは違って
めったに来れなくなったけど
　　　　　　　　　　　　　
社会人3年目の一番上の子が
お寿司を皆に奢ってくれたんよ！！
嬉しかったねえ。
　　　　　　　
ー　今の一番の楽しみは？
　　　　　　　　　　　　　　　　
＞毎日畑で遊ぶこと！
　　　　　　　　　　
いつも30分畑で遊んだら
1～2時間は休憩。
これがのんびり私のペース。
　　　　　　
畑で育ててるパクチーは
ほんとは私は嫌いなんだけど
好きな人にあげるのが楽しみなんよ！
　　　　　　　　　
草引きも毎日の楽しみ。
　　　　　　　　　　　　　　　　
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自分らしい暮らしのペースを守りながら
家族の幸せを願う
川根のお母ちゃん・マサ子さんは
まさしく超一流生活者のお一人でした！
　　　　　　　　　　
そして
マサ子さんの
畑の絵地図を作ってみたら
８０歳代なのに
こんなにたくさんの種類のものを
お世話してるんだ！！と驚いたり
好きなものがわかったり。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
見える化することで
改めてこの地域の風土や暮らしが
個性として浮かび上がってきたように思えました。