FBで出口郁子さんが
リニューアルされた藤田美術館へ
行かれた投稿を拝見して
是非行ってみたいと思っていたので
奈良からの帰りに立ち寄ることにしました。
美術館を創立した藤田財閥の
広大な御殿の一部となっていた「太閤園」は
私と主人の結納の場所でしたが
すっかり忘れていて
美術館に到着したら
隣に太閤園があり
「あ！！」と両親と共に
やっと思い出した次第ですが
昔は３０もの茶室があった藤田邸。
一代で財を築き上げた藤田傅次郎氏、
本当にすごい方です！！
子孫であり、藤田美術館館長の藤田清氏は5代目。
こちらの家庭画報に特集されたお茶会が
とても素敵です！

本木雅弘さん、細川護光さんをお迎えした新年の茶事。奈良国立博物館「八窓庵」を舞台に

美術館の前にあるコインパーキングに駐車し
朝一番で入館したのですが
他にも他県ナンバーの車の方が待っておられました。
受付窓口は無く
案内人の方にキャッシュレスで入館料の支払いをし
館内の説明はスマートフォンに
その場でアプリを入れて
それを見ながら進むスタイル。
現代建築のカッコよさにプラスされた
更なる先進的な取り組みは
潔さも感じつつ
両親だけではちょっと難しかったかも。
Eテレ「日曜美術館」で見てはいましたが
本当に館内も今どきの展示方法で
照明も工夫されていて
鑑賞に没頭できます。
国宝・窯変天目茶碗にはお目にかかれずでしたが
数々の銘品の美しさに心奪われたのでした。
…とはいえ
ここでも先々進んでいった父が気になりつつ
藤田家の財産の凄さに目を回しながら出ると
やはり「もうお前らには付き合ってられん！！」と
毒づきながら待つ父の姿。
お団子食べよう！となだめて
館の入り口前に併設されている
おしゃれな「あみじま茶屋」へ。
お茶とお団子のセット500円のワンメニューですが
お茶は、抹茶、番茶、煎茶から選べます。
お団子は炭火で焼いたもの。
お抹茶は、その場で釜から汲みだしたお湯で
点てていただけて
お茶碗は、若手の作家さんのものが色々。
どのお茶碗が当たるか楽しみつつ
美味しくいただけますよ！
少し落ち着いた父を乗せて
その日、愛媛まで戻り
夏の小旅行が終わりました。
父がいると色々大変で
つい文句も出てくるのではありますが
親孝行をさせてもらえて
本当に有難いと思っています。
父が自分で「もう奈良に来るのは最後かのう」
と言っているのを聞くと
切なくなりますね。
このような旅もあと何回出来ることでしょう。
つかの間の旅の記録に
お付き合いいただき
ありがとうございました✨
https://fujita-museum.or.jp/