一昨日は旧暦８月１日（朔日）の八朔の日。
全国のお稲荷さんでは
豊漁や豊作のお願いをする
祭りごとがあります。
今年も、茶道の師匠がご先祖様から受け継ぎ
毎日お掃除して大切にお守りしている
お稲荷さんでの八朔祭りに
呼んでいただきました。　
美しく掃き清められた
木々の下の祠のある場所は
手水が使えるように
つくばいも用意され
時間までに少し降ったお清めの雨で
土の香りと共に
しっとりした空気が流れていました。
師匠の持つご縁は素晴らしいもので
地元、三嶋神社と伊曽乃神社
それぞれの宮司さんが馳せ参じ
あげていただいた祝詞には
子孫繁栄や茶道の道への
祈りも込められていて
社中代表として
玉串奉奠をさせていただき
じ～んと感動。
奉納された夢花さんの舞も
手に持たれた大麻で
その場全体が
一気に清められたような
美しいものでした。
参加者は
今後この神社を守られていく
師匠の娘さんご夫妻はじめ
社中メンバー、
ご縁ある方々数名と少人数でしたが
「何々？？」とお祭り好きな神々が
沢山のぞき見ていたのではないかと思えるくらい
場に幸福感が充満していて
皆の顔にこぼれていた自然な笑顔に
心が高揚しました。
帰りにふと見上げると
もう空高く絹雲が浮かんでいて
時の流れの速さを感じ
気も引き締まります。
秋の訪れって
こうした役割もあるのですね。
季節と暦を確かめながら過ごせた
宝物のようなひととき
大切にしたいと思いました。