紘子先生のサロンにて
薔薇の季節がやってきました。
ハウスの薔薇たちも
年中咲いていますが
外気温や日照量が彼女たちにとっても心地よい
今が一番花の状態が良い季節で
冬に培ってきたエネルギーを
一挙に放出できる喜びを
薔薇たちから感じます。
立脇紘子バレエ研究所の
紘子先生のサロンもバラづくし!
銀食器やガラスの器に
お庭のバラをお部屋いっぱい
素敵にアレンジされ
楽しんでおられます。
紘子先生からはいつも
「薔薇が好き!」という以上に
「生きている彼女たちが愛おしい!」
というお気持ちがヒシヒシと
伝わってきます。
普通の方が
もう開ききってしんなりしたら
もう終わり…と判断する段階のものも
「まだ頑張ってて綺麗よ」と
花びらの最後まで
本当に大切になさっておられます。
先日は
薔薇についてのおしゃべりが
段々熱を帯びてきて
先生の寝室にまで
入れていただき
花あしらいを見せていただきました。
素敵な鏡台へのあしらいにもうっとりでしたが
ふと目を落としみつけた
座られる椅子には
やはり先生の細かい刺繍のカバーが。
バレエ教育に心血注いでこられた長い期間も
創作意欲は尽きず
常に手仕事を愛されてきた中
そこには必ず
植物たちの生気が
先生を癒し
寄り添っていたのではないかと
思いを馳せました。
帰り際
花でいっぱいのお庭を
一人で見せていただいたのですが
「わたしたち
先生のために
一生懸命咲いていてるの」
という囁きが
聞こえたようでした。
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