昨日は父の入院日でした。
８月１日からの施設の入所後
急に軍歌を歌ったり
大声を出したりしてしまう父。
介護士の方々は
父がその場を盛り上げようとしたり
我慢できないことを抑えられなくて
そうなってしまうことを
人格的に認めてくださっているのですが
入所者の方々が
部屋から出てこられなくなったり
退所希望をされたりと
混乱を招きました。
実家でずっと介護してきた
老々介護の母にとっても
体力的に限界で
家ではみれないし
でも施設の方は
受け入れられない。
結局父は
施設のすすめる精神科に
入院することになりました。
(さらっと書きましたが
この時点でも
沢山の話し合いや葛藤が
ありました。)
大人しくなったら
施設が受け入れてくれる
というのです。
父は初診日から昨日までの２週間も
処方された薬を飲み
徐々におとなしくなりました。
同時に
私たち家族のことも
よくわからなくなりつつありました。
昨日の入院日には
自分が入院するんだ
ということは初めてわかったみたいで
驚いていて
でも周りを和ませようとするお茶目さは
まだ少しだけあって
主治医の先生が
「入院にあたって
不安なことありますか？」と聞くと
「毎晩お酒がたっぷり
飲めないことですわい」と
笑わせていました。
（日本酒が大好きな父ですが
施設入所からは
勿論一切飲んでいません）
退院できるときには
もうこのお茶目さには会えないのかなあと思うと
入院説明を聞いていても
ずっと目から勝手に
涙がポタポタ落ちる私の横で
母は年の功で
がんばって冷静に
対処してくれて
助かりました。
いつまでも
母には甘えてしまいます。
昨日の朝
入院の父をお迎えに行く前に
収穫したての
香りの一番良いイブピアッチェを
母にあげました。
お花の力に
救われてきた私が
母に寄り添ってほしいという
願いを込めた一輪。
朝渡したときには
バタバタと
母がどこに置いたのか
ちゃんと水につけたのかも
確かめられずでしたが
夜になり
母から
「もう一度
名前を教えて！」と
Lineが来ていました。
ずっとお花が好きな母。
家族３人で楽しかった
子供だった頃からの時代を思い出して
また涙がぽとりと落ちました。