バレエと薔薇
「薔薇とバレエって
似てるな~といつも思っているんです」
と語ってくれた立脇紘子バレエの自由美ちゃん。
時折、長く話し込みます。
確かに薔薇やバレエが持つ
目には見えない気品や
精神性に影響をもたらす豊かさ。
深く知れば知るほど本質の品格の高さを
きっと伝えていきたい人、
届けたい人、場所が
きっと似てるんでしょうね。
昨日はこんな話もしてくれました。
★
いつも感激する薔薇の花びらの色の
微妙なグラデーションの素晴らしさ!
それを舞台衣装で表現したいと
生地を探すけれど
本当にこれといった生地とは出会えない。
色味の微妙に違った生地を何種も重ねて
母の手腕で
舞台ではグラデーションに見せる技術は培ったけど
本当に私たちが自然の中で見る
カラーの素晴らしさは
今溢れている
化学繊維や化学染色のものでは
表現しきれない。
本物の色に近い高質な布は
市場から無くなっていっていることもあり
じゃあ何で未来の子供たちに
本物を伝えていくか?
ということですが
「自然」でしか残せないですよね。
だから私は母と
子供たちがレッスンに通う場所に庭を作り
そこには大好きな薔薇を植えてるんです
★
単にバレエを教えているだけではない
教育のスケールの大きさには
いつ聞いても感動させられます。
立脇紘子バレエ研究所で育った子供たちは
自分の表現力に加えて
目に見えない人としての価値を
幾重にも纏っているのではないでしょうか。
ベルローズの薔薇たちも
そうありたいと思っています。
立脇紘子バレエ研究所
http://tatewakiballet.com/
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