丹原町古田・自然観察会
西条自然学校の法橋さんの案内で
台風が直前の束の間に開催された
丹原町古田の自然観察会に参加しました。
法橋さんから渡された
等高線入りの地図。
普段はグーグルマップで
行先と目印になる建物だけを探す地図ですが
川や地形の在り方で
土地の気候や
土の質、できる作物などを考えることで
先人たちが取り組んできた
農耕への工夫や
町おこしの重みが伝わってきます。
自然災害に何度も経験しながら
1805年の歴史に残る大火災のあとにも
町を存続しようとした
庄屋の芥川源吾さんのご活躍は
もちろん有名だそうですが
驚いたのは
牛が14頭も焼死したことが
石碑となり語り継がれていたことです。
当時、牛は農耕には欠かせない財産で
町民皆が胸を傷め
二度と繰り返さないように
思いを込めて
後世に残したかった
その意志は
心に熱く響きました。
山川草木
法橋さんのナビゲートは
興味を途絶えさせません。
五感を開いて歩きながら
今私たちが味わえているこの風土に溶け込んだ
目には見えない先人の知恵や
いつしか受け継いでいる精神的遺産まで
光を当てて
子供たちに伝えていけたらなあと
改めて思いました。
先人たちの応援があったのでしょう。
観察会が終了した直後から
雨が降り始めました。
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