アローフィールドさんにて…集中豪雨被害被災体験を聞いて
大洲でご自宅とご実家を被災された
アローフィールドの店主・かすみさん。
今日から、東温市のカフェを
営業再開されました。
ハーブの仲間が
現地で役立てていただこうと
消臭スプレーづくりに集まり
かすみさんの話を聴きました。
被災から今日まで
毎日大洲まで通いながらも
地元に住む妹さんに比べたら
全然お手伝いできないことが
心の負担になっていたそうです。
そんなとき
ご実家のすべてを流され
ゼロからスタートだと仰っているお父様から
「役に立とうなんて
思ってくれなくて全然いいんだよ。
わしらは
見ての通り
何も残してやることができなくなった。
娘が自分の生活を
自分で出来ていることが
何よりも有難い。
出来ることを
してくれるので十分。
自分の生活を回してくれることこそ
わしらの生活…
大洲全体が
早く回復することに
繋がるのだから」
という言葉を
受け取られたそうです。
「これって
私たちの体に置き換えても
一部のケガを
他の部分が健康であるからこそ
早く治るのと同じように
全てに通じることですよね。
命あり
笑顔でこうして
話せることが
有難いですし
父の
『ゼロからのスタートなのだから
これまでの人にああ言われたこう言われたとか
心のワダカマリも
ぜ~んぶ捨てたらいいんだよ』
という言葉に
今はスッキリした気持ちなんです」
今回のことをきっかけに
ご家族で本音を言い合え
お互いの存在が
良い意味で
また違って見えてきたそうです。
ご苦労を聴きながら
自分の無力さが悔しくて
涙を流していた私たちも
ホッとさせられ
逆に元気をいただいた時間でした。
20年以上前にはなりますが
阪神淡路大震災を経験したとき
毎日毎日
主人や友人たちと
生き方やイノチについて
とことん考え
意見を言い合ったことを思い出しました。
あの時の絆は
目には見えないけれど
今もなお
私と主人、友人たちとの間に
しっかりとあります。
★
猫好きさん達に朗報です。
かすみさんのご実家は
猫屋敷といわれるほど
猫をたくさん飼われていたそうです。
その猫ちゃんたちは
ちゃんと自分たちで
高い場所に隠れていて
みんな戻ってきたそうです。
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