立脇紘子バレエ研究所・新レッスン場お披露目会
創立者である立脇紘子先生の娘さんの自由美ちゃんが、高校の後輩、そして紘子先生のご主人様は、今は亡くなられましたが私たちの高校の英語の先生というご縁が、こうして今の自由美ちゃんとの関係を導いてくれています。
まず案内された新レッスン場(第2レッスン場)。
中2階のランプ越しに下を眺めた風景です。
広々とした空間で、天井の木の梁も素敵。
人の創りだしてきたものたちと自然とが調和しています。
「いつも世界を意識してレッスンできるように」という
自由美ちゃんたち指導する側の子供たちへの思いが窺えます。
いつも宝塚スターのような立ち姿です。
端に写っているのは、恥ずかしがり屋の同級生けいこちゃん。
夢が詰まっています。
足を踏み入れた瞬間から、自由美ちゃんのお母さまである紘子先生の統一された美意識で作り上げられたものと、それらを守り続けている自由美ちゃんの役割に徹する強い意志に胸が一杯になりました。
これらを毎回目にしている子供たちの意識って、どんどん違ってきそうな気がします。
紘子先生は、茶道を続けておられるそうです。
バレエと茶道…神髄は同じところにあり、動と静のバランスを上手くとってくれるものなのかもしれませんね。
紘子先生にバレエを習わせ、育てた方の息づかいを感じ、そのお母様あっての紘子先生、そして自由美ちゃんと…きっとご先祖様代々から受け継がれてきたものがここにあるのですよね。
そう考えると、自分のご先祖様にもふと感謝したくなるような、そんな神聖な場所でした。
全て紘子先生の手作りのスイーツたち!美しい食器に彩りよく盛り付けられ、季節をさりげなく演出する紅葉した柿の葉も添えられていました。
自由美ちゃんの年末行事には、「銀食器を磨く」という仕事がはいっており、たくさんの食器を毎年ピカピカに磨き終ると腱鞘炎になるほどだそうです。
そんな愛情も入った大切な品が、お部屋の中いっぱいに溢れています。
自由美ちゃんは「私も市販のプリントTシャツが着たい!」と、それらの洋服の価値がわからなかったそうですが、成人してその有り難味がやっとわかったと。
改めて写真を見せていただき、センスの良さや手のかけように感動させていただきました。
この写真はそのほんの一部です。
自由美ちゃんのお仕事は、バレエの振付や演出、指導なのですが、いつも子供たちがどんな風にすれば楽しくレッスンでき、向上していけるか、考え続けているそうです。そのすごい苦労を表面には出さず、いつもパワフルに動き続けられるのは、ご自身の使命にちゃんと向き合われ、喜びと感じているからなのでしょうね。
そんな自由美ちゃんと話し、見ているだけで、こちらもパワーをいただいているのですが、その源流となるものは、これからの子供たちの未来を思い描かれた第2レッスン場、そして自由美ちゃんを創りあげてきた歴史のつまった第1レッスン場に垣間見られました。
ますます立脇バレエ研究所の大ファンになり、思わずHPで送迎バスの経路まで研究してしまい、後で自由美ちゃんに笑われました。
今回のお披露目会には、たくさんの卒業生のお母さま方のお手伝いもありました。
案内状から始まり、駐車場からレッスン場へのご案内や、お茶の用意のお手伝いなど、立脇バレエ研究所を愛し続けるたくさんの方たちの温もりも感じることができました。
紘子先生、自由美ちゃん、そして関係者の皆様、この度は本当に素晴らしい時間をありがとうございました。バレエというひとつ表現ですが、高いレベルのそこに至るまでには暮らしの中での意識の高さや深さが必要であることを教えていただいたような気がしています。私も自分の人生を表現するために、日常の中から正していかなくては!
微力ではありますが、これからもずっと応援させていただきます!
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