福岡伸一さんの著書「ナチュラリスト」の中に
「フェアネス」というものに関して
触れておられる章があります。
博物学の基本は「公平さ」にあると。
他の生物を人間という立場から
有用、無用というふうにわけへだてしないことや
食う食われるの食物連鎖についても含め
生きとし生けるものを平等に扱う視点にいること。
そのためには
自分が初めて自然の細部に触れた時のよろこびや
それに対するフェアネスの気持ち
あるいは謙虚さを思い出すことが大切です…
「それをひとことでいえば
センスオブワンダーということができるでしょう」と。
井上先生の講座は毎回ですが
このセンスオブワンダーが
必ず基調にあります。
フェアネスでいるがためには
沢山の知識が必要だと思うのですが
しっかり調べて
勉強した知識を
余すことなく教えていただけます。
面白く。(*^-^*)
福岡伸一さんが
「『ものしり』と『教養』は違う」
とおっしゃっていますが
今回も、身近のハーブから
子供たちの未来に想いを馳せ
ビブリオトークでも
食や自然に繋がる教養溢れる話題を
私たちが自分軸で活用しやすいように
広げてお話くださいました。
センスオブワンダーを伝える活動を
最初から長年
井上先生と一緒にされてきた
河野さんがお隣におられて
深く頷いておられる姿に
センスオブワンダーが大切なものとして
多くの方の心に分かりやすく届く
伝え方をしておられることに
感慨深いものがあられるのではないかな～
と、まずは私が感激しましたので
勝手に想像し、胸が熱くなっておりました。
ご参加の皆さんの自己紹介や
本のご紹介も
それまでのワークショップで
一緒に触ったり束ねた
ハーブや薔薇たちが
なんだか心を一つにしてくれていて
言葉のすべてが心の奥底に届き
会話が楽しくて嬉しくて
笑顔に溢れました。
途中ホトトギスが鳴いたり
でぷんと転がった猫が話題になったり
生きとし生けるものと
たっぷり五感も繋がりましたよね～
あ～いつも大満足の講座です～！
井上先生、ご参加の方々、
今回も本当にありがとうございました！