富士山がある風景
この連休は
箱根にある
私の息子の会社の保養所に
私の両親と私、息子の4人で行く
旅行でした。
要介護の父に行きたい場所を尋ねると
とにかく「富士山がみえるところ!」と
リクエストします。
私たちの行きたいところに行ったり
心ゆくまでひとつの場所に
浸ることはできませんでしたが
レンタカーを借りて
ずっと息子が案内してくれた道中は
天候やタイミングに恵まれ
いつも富士山が見守ってくれていて
父のワガママに振り回されながらも
そこに富士山があれば
父が喜び
すべてが丸く収まりました。
皆に愛されているお山
富士。
私たちが石鎚山を毎日見上げ
語りかけるように
地元の人にとっては
大きな心の拠り所でしょうし
すべての日本人にとって
私たちが何者なのか
どこへ向かおうとしているのか
ふと自問自答させられる
身近な大自然なのでしょうね。
帰りの飛行機の座席は
なかなか乗ることのない私のために
両親が窓際の席を譲ってくれ
そこでもまた富士山が
姿を見せ
見送ってくれました。
窓にへばりついている私を
背中から見守ってくれている両親を感じ
年取った両親にとっては
いつまでたっても私は子供なんだなあ…と
何とも言えない気持ちになりました。
思い返すと
旅の途中、ちょっとした拍子に息子が
こんな風に3世代が揃うたびに
自分もいつか家庭を持ち
家族を増やしたいと思うと
つぶやいた言葉も嬉しいものでした。
「ばあちゃんのように
男の人をちゃんと立てられる女性が理想」とも。
言われた時の母の顔!
孝行孫です。
この旅が色々ありながらも
何かご先祖様にまで守られ
家族の絆を祝福してくれたものだったと
感じられたのは富士山のお陰でした。
包まれた幸福感と感謝の気持ちを
最後に見えたお山の姿に投影し
旅は終わりました。
今週末は親しい方の
息子さんの結婚式に
出席させていただく予定です。
一族に見守られた
新たな家族誕生の場に
立ち会わせていただけること
ますます楽しみになっています。
★
最終日
飛行機の時間までに
これも息子が予約してくれていた
チームラボプラネッツも体験してきました!
新しい体験型アート
「地図のないミュージアム」
刺激的でした!
コメントおまちしております