孤独

今日のつぶやき

もうすぐ4月ですね。
この春から一人暮らしを始める母娘がハウスに来てくださいました。
「お互い4月からの生活を思うと、不安が一杯あって…」と本当にお寂しそう…。

思い起こせば私も大学入学で、愛媛を離れ、兵庫県に一人暮らしを始めた当初は、毎日のように泣いていました。
少し慣れて友人もでき、楽しい学生生活を送っていても、GWや夏休みに帰省すると里心が蘇り、
下宿先に帰る時のフェリー乗り場では、また涙が…。そんな私を見て母が涙を浮かべるものですから
また更に泣いてしまうのですよね。

そんな繰り返しを何度かしているうちに、いつの間にか兵庫県での生活が標準になってしまっていて、
そちらでの生活にどんどん根が張っていくという感じになり、愛媛との行き来も、涙なく普通にできるようになり、ついに関西にて就職、結婚…となったわけです。

「一人暮らし」は、当然ですがお料理・お洗濯・生活費の支払・役場での手続き…など、全部自分でしなくてはならないので、親への感謝の気持ちはもちろん自立心も大きく大きく育つのですが、一番私にとってよかったのは、「孤独」と付き合うことができたことではないでしょうか。

「孤独」っていう感情は、小さいころから、家族の中にいても、大勢の中にいても感じることはあったのですが、毎日の生活に「孤独」がついて回ると、自分がどう付き合えばいいのか、考えるようになります。
「孤独」があったからこそ、自分の将来の目標が定まったし、人の気持ちを少しでもわかる人間になろうと努力しました。

ニーチェの言葉に「孤独を味わうことで、人は自分に厳しく、他人に優しくなれる。いずれにせよ、人格が磨かれる」、そしてシュティルナーの言葉に「孤独は、知恵の最善の乳母である」というのがあるそうですが、昔の哲学者の方たちが「孤独」についてそのように特別に考えていたことを知ると、人間って生きている限り、ずっと孤独とは付き合わなくてはならないのだな…と想像できます。
「孤独」とは、避けるべきものではなくて、人間の成長を手助けしてくれる大事な要素なのですね。

「若いころにこれが経験できるなんて、大きな財産ですよ~。」
って、母娘のお客さまにお伝えすると、お母様も「私にとっても修行期間なんですね。がんばります!」と大きく決心なされたようでした。

私にとっての子離れも、そう遠くないです。修行が待ってますね。

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