倉本聰:作 舞台「屋根」を観て

倉本聰:作 舞台「屋根」を観て

受けとったものが大き過ぎて
胸が一杯で
フィナーレに溢れた涙も
理由もすぐにはわからなかったけど

右隣で観ていた直子さんが
同じように涙を流していて
そのお顔が優しくて美しかったことに
また心打たれた。

左隣は見知らぬ80代くらいの老夫婦で
徴兵検査の場面では
私達が「ほんとうにこんなだったのだろうか?」と
思うくらい

息子くらいの若い子たちが
真っ裸で受けていた
非道な仕打ちを

前列の背もたれにのしかかるくらい前のめりで
夫婦で目を見合わせて
頷きながらご覧になっていて

直感的に「本当だったんだ」とおもう。

自分の無知さにうなだれながら
両親たちが語る
戦時中の話や
現代への憂いのつぶやきに
決して耳を塞いではいけなかったのだと悔いる。

カーテンコールで登場した
倉本聡さんの杖をつきながら
出てこられた姿に
伝えたいという最後の決意が汲みとれたし

会場の出口で
見送ってくれる倉本監督を
誰も携帯カメラを向けず
歩みよって深々とお礼だけを告げる観客の人たちに
また涙が出た。

決して戦争の悲惨さがテーマではなく
自然の命と共にあった暮らし、
置いてきぼりになった農業、
家族の在り方、
また、ほんとうの豊かさとは…など
テーマは大きい。

明日は松山講演。

ぜひお一人でも多くの方に
観ていただきたい。

http://www.kuramotoso.jp/yane2016.html

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