ベルローズ通信をお届けしてから、新品種の「バルセロナ」は特に御注文が多く、予約完売致しました。どうもありがとうございました。

今、母の日前にたくさんバラに咲いてもらえるように、脇芽をとる手入れで大忙しです。
バラと向き合うとその表情がそれぞれ違うので、「あらら、こんな向きになってどうしたの？」「もうすぐ咲くね」など、話しかける言葉も違います。時々間違って折ってしまったりすると、せっかく一人前になろうとしていたのに…と、申し訳なくてたまらなくなり「ごめんね、ごめんね」と何度も謝ります。バラの精霊達が、一本一本のバラに宿っているのでしょう。疲れてくるとフッといい香りに気付かせてくれたり、きれいな姿を見せてくれたり、まるで励ましてくれているようです。先の事を考えてしまい、ずっとウジウジ悩みながら仕事をしていても、「今、ここに存在しているだけの幸せ」を感じさせてくれ、いつも「ゼロ」の自分になれる場所です。ですから、バラのお世話を一生懸命することで、私の生活、人生すべてにおいての物事が上手く回り、循環していく….という方程式が成り立っていて、それは、私にとっての迷った時の道しるべともなっています。