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除夜釜を終えて

除夜釜を終えて

今年も除夜釜のお手伝いをさせていただいた

お点前をするので
着物を母に相談すると
除夜釜に母がお友達も連れて行くので
その方が以前私にくださった
お下がりの着物を着て欲しいという

私も納得していたが
前日のお稽古で着て行ったお着物を
先生や社中の皆が「それがいい!」と
すすめてくれる

その母から譲り受けたお着物は
紋はついているが
古いため、シミや刺繍がとれかけているので
暗い夜の稽古着として着て行ったものだった。

母のお友達の着物ではない事に
ちょっと遠慮しながら
「皆のすすめで青い紋付の
お母さんの訪問着にしたよ」
とメールで報告すると

「おばあちゃんの訪問着だったものです。
橋の素敵な柄と色が好きで
何年か前忘れてしまったけど
歌会始の勅題が「橋」の初釜にと
仕立て直した懐かしい思い出があります。
楽しみです」
と返事がきた

そんな思い入れがあったお着物だと
知らなかったので驚いたと同時に
母の嬉しそうな雰囲気に
母のお友達への気兼ねよりも
これを選んでよかったという思いに包まれた。

当日、そのお着物を着て
丁度、母たちの席入りに合わせて
お点前をさせてもらった

母たちは末席に座っていたのに
お正客の主茶碗が返ってくると
「これでお母さまにたててあげて」と

山本先生の計らいで
母は、人間国宝・荒川豊蔵のお茶碗で
お茶を飲むことができ、私も感激した。

肝心のお点前は
蓋置や茶杓を転がすわ
最後の挨拶を忘れるわと
失礼極まりないものだったが

会いたいと思っていた方に
すべてお言葉を交わせ
嬉しくて興奮気味の私の気持ちと

除夜釜独特の雰囲気に
感激されたお客様のお気持ちも高まったお席は

お床にかかっていた
「佳気満高堂」という書…
吉祥の気が堂内に満ちているという意味の
禅語にぴったりだと感じた

今朝、母に御礼の電話をすると
「名古屋にいたころ
あの人間国宝の荒川豊蔵さんは
バス停が2~3個向こうの場所にお住まいで

当時からもうご高名だったから、噂を聴いて
お家を外から拝見しに行ったことがあるのよ。」

というので、びっくりして話をよく聴くと
まだ私が3歳のころ
父の転勤で名古屋にいる際に

「真っ白い土塀から
竹藪の奥にある御宅を
素敵だな~と眺めたのを思い出した。

あれから40年以上もたって
娘のお点前で、その荒川さんのお茶碗で
お抹茶をいただけるなんて感激した。
山本先生には心から感謝している。」

などという内容を嬉しそうに語った。

着物の話もお茶碗の話も
内輪話ではあるが

私や母の短い人生の歴史が
このお茶会でふたつもリンクしたことで
何やら不思議な人生の機微を味わえ
今朝もとても幸せな気持ちになれた

時折、神さまからいただくサイン。
また、安心して道を進めばよいと思える。

いらしていただいた皆様も
それぞれの一年を振り返られ
感無量だったと聞き、安心いたしました!

ご一緒していただき
ありがとうございました!

そして山本先生、社中の皆様も
御世話になり、本当にありがとうございました!

今回、前売りが早々に完売し
FBで事前にご案内できなかったことが残念でした。

アツアツのお蕎麦と
和蝋燭の中での時間は
年越しにぴったりの素敵なお茶席です。

茶道未経験の方でも
どなたでもお入りいただけます。
また来年、ご縁がありましたら
どうぞよろしくお願い致します!

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