石鎚山保全活動
今年も鶴見さんのお誘いで
NPO法人石鎚森の学校と
えひめ千年の森をつくる会の活動のひとつ、
石鎚山の森の下刈りのお手伝いをしてきました。
晴れたお山も最高ですが
霧がお山の姿を
隠したり見せたり
濡れた苔や落ち葉は
キラキラ光り
また違った表情を見せてくれます。
鶴見先生がロープウェイで
「あの杉の先っぽが
丸いのは成長が落ち着いているもの。
ツンツン立ってるのが
若くて二酸化炭素を
いっぱい吸ってくれているんですよ。」
と教えて下さっただけで
木々の働きに感謝し
森を大切にしたいと張り切る。
成就社に着くころには
ご神体である山頂も
姿をはっきり見せて下さり
みんなの意気も上々です。
歩く間も
作業する間も
休憩するときも
話題は、木々や植物のこと。
何か発見すると
ナニナニ??
と集まってきて
誰かが必ず名前を教えてくれる
植物博士がいっぱい。
ひとくくりに「木」や「葉っぱ」と呼んでいたものが
名前を覚えることで
気持ちがなんて豊かになるのでしょう!
リチャードさんが
「お山に入ると
上下関係とか肩書きとか
そんなのなくなって
みんなが『人間』として
付き合えるんですよね」
とおっしゃっていた言葉通り
お山の上の空気は
人も自然も一体化させる
何かがあるのです。
愛媛大学の松井先生の最後の御挨拶
「研究では、すぐに結果が見えてこないけど
今日はやったことの結果がすぐに見えたことで
凄く充実できました」
という言葉で
次世代の人たちに
今のままの自然を残し
伝え続けたいという思いを
身体を使って
みんなで共振できたことが
大切だったのだと思えました。
いつものように
赤い葉っぱを
来年への切符として
持って帰りました。
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