和暦日々是好日
先日、NHKの番組で
茶道裏千家の宗匠が
新年を迎える瞬間の心持を
お話されていました。
八坂神社の「をけら火」を持ち帰り
その火で大晦日の茶を湧かし
年始の朝まで持ち越したその火で
新年のお茶をいただくことが毎年の慣習。
その持ち越した火を見ると
「ああ年を渡ったな」と
おめでたい気持ちになると。
年をまたいでくれた炭があってこそ
最初の一歩を踏み出せるのだと思うからと。
古い年を切り捨てるのではなく
その古い年に背中を押されて
新たな年を迎えるという心持ち。
持ち越した「火」に集約されているけど
実は、先祖代々から
関わったみんなで伝承を守ってきたからこそ
新たな年を迎えられるという感謝に溢れた
言葉でした。
そのようなお話を聞いていると
私自身が今年も届いたばかりの
高月美樹 先生の「和暦日々是好日」を
大切にしたい理由のひとつが
これだな~と。
確かに
リズムをつくったり
何か良いことを引き寄せられそうな日を探したり
そんな目的で使ったりもありますが
今もこの日本で大切にされている
慣習や自然の毎年同じ巡りの中に
今年もいるんだ~
という身近なことを暦で見つけて
ずっと伝承されてきたことや
今ここで味わえていることへの
感謝ができることって
日々幸せです。
今年もハウスでの
作業日誌として使わせていただきます。
コメントおまちしております