除夜釜を終えて
師匠のお母様から始められ
今年51年目の除夜釜。
隅炉でのお点前を
させていただきました。
自国の素晴らしさを
胸を張って語れる若者たちを
茶道を通して育てていきたいと
決心された経緯を
師匠がお客様に語られるのを聴きながら
そのお志の深さに感銘し
とにかく美味しいお茶を
飲んでいただこうと
目の前の一碗に心を込め
お点前していました。
お水屋では
師匠の教えを汲む
お運びの子供たちや
若い人たちが
できるだけスムーズな流れになるよう
工夫しながら
淡々とこなし
最後はやりきった充実感で
顔を輝かせていました。
遠くは海外からも
320名のお客様も加わり
締めくくりに臨む
人の気の循環のエネルギーは
想像を越える大きなもので
簡単には説明つきませんが
関わる多くの方々にとって
一年の終わりの
特別なステップアップの
行事になりつつあるのを
感じています。
わざわざチケットを求めてくれ
来てくれた友人達とは
全員と言葉も交わせ
喜びの心を直接受け取ることもでき
お陰様で本当に有難い1日となりました。
お軸の言葉
「年年歳歳人不同」
茶道は常に道として存在し
バラも毎年同じように花を咲かせますが
私達人間は
そうはいきません。
来年も
その日その瞬間を
大切に悔いなく生きていけるよう心がけ
命ある喜びに満ちた
バラたちをお届けできるよう
過ごしていきたいです。
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