映画・日日是好日
今朝、ふと上映期間をみたら
13日から始まっていて
明後日以降は「上映未定」となっており
あわててパッと頭に浮かんだ
茶道の師匠をお誘いし
思い切って観てきました。
道すがらお話していると
子供たちへのマナー教室を
長く続けられてきたことが評価され
知事から表彰されるとのこと。
私があまりに喜ぶもので
ご謙遜もあるのでしょうが
「私の場合
ずっと目標を決めてやってきたわけではなくて
皆さんに助けられながら
楽しんでやっているうちに
不思議とこんなに経っちゃったって感じ。」
とおっしゃいます。
目の前のことを
無心で積み上げ
長く続けることで
その楽しさがわかってくるという
やはり茶道そのものだと
映画をみながら
改めて思いました。
原作を読んでの感動を
映画は超えませんでしたが
軽やかでありながらも
常に弟子に寄り添う
樹木希林さん演じる師匠としての存在感は
まさしく私の師匠と同じで
「ここに帰る場所がある」
といった安心感を与えてくれ
師匠と共に鑑賞できたことこそが
私にとってはとても意味がありました。
時折込み上げ
訳もわからず
涙が出るシーンもあり
映像の力でしょうか
樹木希林さんはじめ
女優さんたちの演技も
良かったです。
帰宅後、原作の読後メモを見直しながら
ああ、この文章をこんな風に表現していたんだ!と
茶道で常に五感で無意識に感じとっている
目に見えないものの
映像演出の工夫や難しさを
頭の中でふたたびなぞり
余韻に浸っています。
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