オープンガーデンから学ぶ庭づくり~高嶋清子さん講演会
「夜の次に朝が来て
冬が去れば春になるという確かさのなかには
限りなく私たちを癒してくれる
何かがあるのです
~レイチェル・カーソン
「センス・オブ・ワンダー」より~
三田グリーンネットは
2000年に4庭で始まったオープンガーデンが
一時期100庭を超えるまで発展し
今は88庭の仲間で活動をされている
市民グループです。
その初代立ち上げから
ずっと関わってこられた
元代表・高嶋清子さんのお話でした。
草をひくという行為ひとつからも
教えがあったり
四季の移ろいに沿った
花々の命の循環を感じられ
このレイチェル・カーソンの言葉を
そのまま日々実感でき癒してくれる
大切な場所になっていったお庭。
20年という長く続けてこられた中で
緑が繋げてくれるご縁がもとになり
まるで庭が育っていくように
三田グリーンネットも育ち
その中で高嶋さんも育てられたと
おっしゃっています。
「種を撒き
花を咲かすまでになるまでに
どれだけの幸せをもらっているか」
そんな高嶋さんの
感謝に溢れた謙虚なお言葉に
単なるお庭で素敵な暮らしを
アピールするのとは全く違う
地域社会への貢献や
持続可能な自然環境を考えながら
活動を続けてこられたことが
伝わってきて感激しました。
高嶋さんとは
2016年久万高原でのアンのお茶会に
遠くからわざわざご参加いただいたときが
初めての出会いで
赤毛のアンが大好きと
おっしゃっていましたが
三田グリーンネットの仲間で作られたという
「100人のメモリアルキルト」の写真を
今回見せていただき
当たり前の日常を愛し
人やその繋がりを大切にし
また、皆がそれに賛同されていることの
一目瞭然の表現に
人との関わりにも
時間や手間をかける
アンズスピリットも感じました。
庭づくりを学ぶのではなく
高嶋さんたちの庭づくりを通して
私たちも人生を学ぶ
そんな体験ができたようで
とても幸せでした。
ベルローズも23年目に入ります。
続けることがどれだけ尊く難しいかを
実感しています。
そして今回主催した
JHSハーブソサエティー愛媛支部も
15周年。
井上泉支部長のお陰で
高嶋さんをお招きできたこともそうですが
命を大切にしている輪の広がりが
続けることで
どんどん枝葉が伸びていることを感じます。
地球という庭の中で
それぞれの団体がそれぞれの場所で
育っていっているのだと想像すると
これからお互いどんな花を咲かせていくのか
益々楽しみになりました。
★
高嶋さん、これだけの内容のご準備など
大変だったと思います。
お庭も、不在の高嶋さんを
恋しがっているでしょうね!
ありがとうございました!
また、今回も仲間あっての開催だと思いました。
井上支部長、会員の皆さん、
楽しかった時間に
今も余韻で満たされています。
ありがとうございました!
*スライドを含め画像投稿については
講師である高嶋さんの了解を得ております。
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