伊勢神宮・正式参拝へ
この週末は
西条市の伝統ある古社・
三嶋神社さんのお声がけで
山本社中の皆さんと
伊勢神宮・正式参拝でした。
二十年以上ぶりのお伊勢さん。
寒い時期に
丸一日ハウスを空けるだけですむ
スケジュールだったことで
丁度、春休みで帰省していた娘と
主人も加わり
家族との旅行も
二十年以上ぶりでした。
山本社中のメンバーは
せっかくの正式参拝、
お着物で参加いたしましょう、
という師匠のご提案で
私と娘は
紋付の色無地に
祖母から受け継いだ
日本刺繍の帯で
参加しました。
丁度寒波が南下し
雪がちらつく中の
参詣でしたが
神楽殿にいる時だけ
嵐のようなお天気だったのに
出た瞬間に日が射したのには
皆で感激しました。
正宮での正式参拝では
今度は雪が降りしきり
白装束に黒い浅沓をお召しになった
ご案内の禰宜の方が
白い和傘をさし
御垣内を歩かれ
なんとも厳かな空気の中
幻想的な光景が広がっていました。
バスでの長時間移動や
寒さの中での
着物姿は大変なこともありましたが
防寒着を全てはずし
神殿の前に出た時には
気持ちがキュッと引き締まり
神様を感じる
とまではいきませんが
その場にいられることに
心から感謝の気持ちに溢れ
直後に娘とも
「着物で来れて
本当に良かったね!!」
と小声で言葉を交わしながら
再び防寒着を纏いました。
今年100歳になる祖母が
若いころ刺し
私の母から私へと受け継がれた
日本刺繍の帯2本。
寒かっただけに
今回は神様にだけ
お見せしたような形にもなり
何か昔から受け継がれているものや
目に見えない続いていることを
これからもこんな風に守っていきなさい、
と仰っていただけたような
穏やかで温かな気持ちになれました。
神社参拝は
ついついご利益を期待してしまいますが
帰宅後
普段はしない
着物の手入れを丁寧にしながら
その時間さえも
愛おしく思う自分に
ご利益以上の大切なものを
いただいた気持ちになりました。
お誘いいただいた山本先生、
そして心をつくして
お世話いただいた三嶋神社の宮司ご夫妻、
ご一緒してくださった皆様、
本当にありがとうございました。
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