石臼で挽くお茶
昨日のお稽古は
すべて自分たちが石臼で挽いたお茶で
一服いただくという
とても贅沢なものでした。
ごーりごーり
臼の音は
口切茶事の懐石をいただく間
ずっとお水屋から
聴こえてくるもの。
本来なら
石臼で挽くのは時間がかかるので
茶事では
挽いたお茶と準備していたお茶を
混ぜて使うのですが
ぜーんぶを挽いたお茶って
どんな味なのでしょうね?と
いつもの師匠の嬉しい好奇心♪
石臼を交代で挽きながら
香りが凄いね、とか
遠心力を使うと楽だね、とか
ワイワイと賑やかに
いただいた薄茶のまろやかさ!
夏に摘まれた新茶を
11月にこうして時間をかけて
お茶の香りや音と共に
愉しんだ先人たちは
日々の喧騒や役割から解放され
どれだけホッと一息つけたのか。
時間をかけることは
自然の恵みをいただいたり
日々の五感の使い方を知る
大切なことなのだと
いつもお稽古で再確認。
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